ROK Coffeeについて
欧米を中心に20ヶ国以上に展開するイギリス・ロンドン発のコーヒー器具メーカーです。性能はもちろんのこと、使う楽しさ、見た目の美しさにもこだわったプロダクトは世界中のエスプレッソ・コーヒーマニアたちに注目され、愛され続けています。
さまざまな受賞歴があるROKですが、一番嬉しいことは実際に商品を使用したお客様の生の声を聞くことだと言い、お客様との交流を大切にしています。
(2019ロンドンコーヒーフェスティバル)
開発ストーリー
「ROK Coffee」はコーヒーを作る科学を追求する創業者パトリック・ハントが、人々のためではなく“自分たちのために”、より良いものをデザインしようと情熱を注ぐことで生まれました。”Feel the Coffee”というコンセプトのもと、繊細に変化するコーヒーの香りや味わいを楽しめるように、手動でコーヒーを淹れる事にこだわっています。
ROKの原点ともいえる手動エスプレッソメーカーは、改良と微調整を重ね、2003年に大量生産を開始。長持ちし、消費エネルギーの少ないものを作りたいと考えました。
EspressoGC
ROKは2年の歳月をかけて手動エスプレッソメーカーの大幅な改良に取り組みました。
クラシックなデザインはそのままに、新しいガラス複合材を使用した圧力チャンバーを再設計し、旧バージョンの約2倍の性能を実現。2019年にEspressoGCとして生まれ変わりました。
圧力チャンバーを狭くし、確実に高圧になるように設計。5-10バールの圧力で抽出可能です。圧力は挽豆の粒度と量、アームへの力のかけ具合により変化します。
また、「サステナビリティ=長寿命」という方程式のもと、もともとROKのエスプレッソメーカーをお持ちの方が、既存のエスプレッソメーカーのパーツを交換する事でアップグレードできるようにしており、そういった企業としての姿勢も高い評価を受けています。
さらに、第8代ワールド・バリスタ・チャンピオンのJames Hoffmann氏は自身のFacebookで実際にEspressoGCを使用した動画を投稿し、以下のような評価をしています。
(2020年6月18日投稿)
”Things I like, it's compact, it works well, you're definitely hitting high pressures by having a narrower brew chamber than normal.”
"私が気に入っている点は、コンパクトであること、うまく機能していること、通常よりも狭いチャンバーを持つことで確実に高圧になることです。"
"I think it’s well designed, it’s thoughtful, it can make nice espresso."
"うまく設計されていて、考え込まれていると思います。素晴らしいエスプレッソを淹れる事ができます。"
GrinderGC
エスプレッソメーカーから始まったROK Coffeeですが、「素晴らしいコーヒーは素晴らしい挽きから」と、グラインダーの開発に着手しました。
「世界トップクラスで、使う喜びが感じられる、価格も抑えた手動コーヒーグラインダーで、この市場に革命を起こす」
この思いのもと、開発に2年を費やし、初代のコーヒーグラインダーが完成。
アメリカのクラウドファンディングサイトである「Indiegogo」を通じ、299,715ドル(約3,200万円)の支援を獲得する事に成功しました。
そして2019年、粒度の安定性、粒度調節をより深く追求、GrinderGCとして生まれ変わりました。
W1 Filter
コーヒーを美味しく淹れるためには挽いたコーヒーの粉とお湯を均等に触れ合わせ、すべての粉にお湯を浸透させることが大事です。
従来のV型のコーヒードリッパーは先端により大きな圧力がかかるため、先端部分と縁部分で抽出に差が出てしまい、美味しくコーヒーを淹れるにはスキルが必要と感じていました。抽出の際の圧力差が軽減されるよう従来のV型ではなくW型のドリッパーの開発に着手。度重なる検証を経て、この形に辿り着きました。どなたでもより美味しくドリップができます。